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二人の尼僧 

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<二人の尼僧>の舞台はイタリアのアッシジなんだ。この街は聖フランチェスコの教会があることで有名で、長い階段が丘の上まで続く美しい街だ。
僕はここを二度訪れたことがある。一度目は14歳年下のまだ中学2年になったばかりの妹を連れて、パリからスイス、イタリア、オーストリア、ドイツ、オランダ、ベルギー、そして再びパリへと1ヶ月かけて廻った貧乏旅行の時だった。この街は初めてだったのですっかり僕の心の中には新鮮で明るいというイメージが刻み込まれていた。しかし、15年後に再び今度は一人旅で訪れた時には、ホテルの星の数もいくつか増やしたと言うのに、夜中に出ちゃったんだ!!だってここは十字軍の中心になったところなので、街中を亡霊がさまよい歩いていると云う人もいるくらいなのだから。


題材を求めて歩いていた僕の目の前に、いきなり何処からか<二人の尼僧>は現れたんだ。僕はいつか<絵>の中に登場させようと、尼僧の姿を夢中でスケッチしながら追いかけて行った。ところがほんの一瞬目を離した隙に、尼僧の姿は何処かに消えてしまったんだ。脇道も見当たらないし僕は<また見てしまったのかな!?>と途方に暮れていた。しかし何歩か歩くと現れた<丘の上に続く急な階段>を、二人の尼僧は黙々と登っていた。そのうしろ姿は<徳>の高みを求めて一歩一歩丹念に登り詰めているように僕には思えた。さらに、二人で何かを語り合いながら長い階段をゆっくり登って行くその姿は、人生を登り詰めていく美しい老夫婦のようにも見えたんだ。だから僕はこの二人を、階段のずっと上の方に配した。そしてふたりの歩いた道の跡には、ささやかな花も咲かせて見た。それから階段の上の左方には、丘の上にまでずっと続くもう一つの階段も配してみたんだ。


きっと僕らはみんなこんな見晴らしのいい美しい丘の上、そして心地よい風の吹く、そんなところに続く<道>を探しながら歩いているんじゃないのかな。

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コメント

>ラピュタさん

アッシジ綺麗ないい街だよ…3~4回行ったかなぁ^^

フランシスコ・ザビエルじゃなくて…サン・フランチェスカじゃなかったかな…ブラザーサンシスタームーンは!!

いい映画だったよね^^

初めから読もうとしたら絵画に見とれてしまいました。
アッシジですか!
昔、我が家にもイタリア人のシスターがよく来られていましたが最近は服装も変わり懐かしくなりました。
ブラボーをよく言ってましたね。誉める時にねーーー
フランシスコザビエルの映画で
ブラザーサンシスタームーンをおもいだしました。

茉莉花さんへ

今年は久しぶりにアッシジに行ってみようと思ってます。暫らく怖くて行けなかったんだけどね。笑)

そんな話もまたしましょうね。

階段とか坂道とか、好きだな―。その先見えないともっといい。

徳の高みをもとめて登る・・聖フランチェスコもそう?あの映画のミッキー・ロークは、ほんとよかったな。

先輩、お元気そうでなによりです。名古屋の個展にうかがえなくて残念です。
また、いつか・・


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