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自由への旅立ち 


溜息橋


ここのところベネチアには毎年のように取材にでかけている。だけど、なぜか長いこと<溜息橋>は見るだけで渡ることはなかった。もちろんこの橋の使途は知っていたし、興味もあったのだけれどね。でも、2000年に<荒木淳一と行くイタリアスケッチ旅行>という日本旅行のミレニアム企画で行った時、添乗員に案内されて初めて渡ってみたんだ。そんなところ結構あるんだよ。バチカン美術館なんかも、その時に初めて入ったんだ。


ご存知のように、運河を挟んで向かって左が裁判所で右が刑務所。そしてその二つを結ぶのが<溜息橋>ってわけなんだけど。この刑務所は強固なもので、過去に脱獄に成功したのは彼の有名な<カサノバ>ぐらいのものだと云うんだ。でも、いまは刑務所には使われてないから、脱獄を試みる人もいないだろうから、この<伝説>は永遠だろうな。で、僕はこの左から右への<有罪が決定して裁判所から刑務所への>人の移動を<拘束へのベクトル>と考えたんだ。


それに対して<溜息橋>の下を流れるプチカナルの流れを<自由へのベクトル>として考えて、一艘のゴンドラが明るく輝く未来に向かって進んで行く姿を描いてみたんだ。でもその行く手は<海>ではないんだ。幾多の細い運河を通り抜け大運河に<グランカナル>たどり着く。そしてその<グランカナル>から<海>へと・・・。<輪廻>だね。<自由と拘束>のクロス。<拘束のベクトル>からはもう<輪廻>には戻れない。漕ぎ手は振り返ることなく前へ前へと進んで行く。僕は海寄りのもうひとつの橋の上から、傍観者としてその景色<交差>を眺めているんだ。


だけど、僕らの<自由のベクトル>は一方向じゃないんだ。<右>でも<左>でも、<前>でも<後ろ>でも好きな道を歩いて行けるんだよ!

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