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ベネチアに浮かぶ白い舟 

ベネチア


ベネチアの街の美しさはいまさら云うまでもないだろう。どれくらいの日本人が毎年この街を訪れているんだろう。テレビや雑誌や本やラジオや、それに口コミも含めると<ベネチアの街の>膨大な量の情報が飛び交っているんだよな。それでもやっぱり実際の街の空気や光や風や匂いや・・・直接感じなくっちゃ言い表せないものがたくさんあると僕は思うんだ。


何年か前にパリのオルセー美術館の前で並んでいる日本人とこんな会話をしたことがある。その人は時間がないのでどうやって廻ろうかってちょっと困っていたんだ。僕はオルセーにはよく通っていたので、その人の観たい絵を聞いて「この部屋とこの部屋から廻るといいですよ」って教えたんだ。すると「いや私はこっちから見ます。ガイドブックにそう書いてありますから」なんて一巡されてしまったんだ。その人の持っている時間で廻り切れるはずないんだけどね。その人はHow  to本<ガイドブック>読んでもう経験したような錯覚をしているんだよね。「ここの店美味しかったよ」なんて話をすると「その店なら知ってるよ!」なんて云う人よくいるんだけど、その人の話をよくよく聞いて見ると<テレビで見た、本で読んだ>なんてことがけっこう多いんだ。自分で行って、自分で食べて、自分でお金を払って初めて「その店知ってるよ。安くて美味しいんだよ!!」なんて言えると思うんだけどね。


僕の好きなベネチアの一つを絵にして見たんだ。静かな水面に浮かぶ白い小さな舟を裏通りで見つけたんだよ。人知れず静かに浮かんでいたんだ。<ほとんどの人が見過ごしてしまうんだろうな>って思ったけど、清純そうなその舟に僕は惹かれたんだ。まず右手の奥の方にその舟を配してみた。本当は主役なんだけど、あまり自己主張してはよさが伝わらないだろ。建物の窓が二つ、これがどうしても主役に見えてしまうんだよな。でもただの暗い窓じゃちょっと寂しすぎる。だから小さな鉢植えの花を一つだけ置いてみたんだ。大きくしてしまうとホントにその花のほうが主役になっちゃうからね。


静かな水面をず?っと見ていくと奥の方にささやかで可憐な白い小さな舟がある。ふと気が付くと窓辺に花もあったんだってね。


こんなのが僕の好きな風景なんだよ。



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