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僕が一番太っていた時 

原科
DEA
ここのところすっかり秋めいて来た。アトリエの引越しも終え、いよいよ制作のピッチも上がって来るよ。


で、片付けていたら懐かしい写真が出て来たんだ。1997年にフィレンツェのガレリアDEAで個展をした時の写真だよ!僕と一緒に写っているのは、展覧会のお世話をして下さった原科夫妻なんだ。ご主人の原科成美さんは聖徳大学の助教授で独立展に出品している作家さん。奥様の一枝さんも女流展に出品している作家さんなんだ。二人はミラノのブレラ美術学校で知り合われたとか・・・。成美さんはパリ美術学校にも留学されていたというからエリート画家だね!!主にヨーロッパで活躍されているんだ。いまはフィレンツェの版画学校でも教鞭を取っているそうだよ。


原科夫妻とは古い知り合いっていうわけじゃないんだ。’96年に取材旅行に行った時に、たまたまベッキオ橋の上で一枝さんと知り合って意気投合したんだ。それがご縁でこの展覧会の話をまとめて頂いたんだよ。笑)僕はけっこうそういう出会いが多いんだ!


もう一枚は画廊の正面からの写真なんだ。日本とは違って随分と地味だよねえ。写真に写っている作品は<ベネチアのサラ>シリーズの一作なんだけど、これは手元に置いてあるんだ。お気に入りの作品なんで手放せないよ!!僕の代表作の一つになるよ。きっと。笑)


それにしても、この頃は太ってたんだなあ!!自分じゃ全然覚えてないよ。最近ちょっとヤバイんだけど、これほどじゃあない。笑)

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ふたり 

ふたり


お盆の後半からちょっと秋風らしき物が吹き始めた。やれやれと思っていたらこの暑さ、しかも湿度が半端じゃない。台風が湿った空気を連れて来たのかな。前にも書いたけど、アトリエの引越しと大作の制作で、僕もけっこうバテているんだ。大作を描くにはかなりのエネルギーがいるんだよ。笑)


それで箸休めじゃないけれど、オイル・オン・ペーパーをポチポチと合間合間に描いているんだ。OP<オイル・オン。ペーパー>については、僕の展覧会を見ていただいた方はご存知だと思うんだけど<まだ>の方もいらっしゃると思うので、今日はちょっとその説明をして見るよ。


OPって云うのはその名の通り<紙>の上に<油絵具>で描いている作品なんだ。普通はカンバスの上に描くんだけどね。で、<紙>に描くにはそれなりのメリットがある!一番のメリットはフリーサイズで描けるって事かな。もともと変形好きの僕にとってこれは持ってこいなんだ。笑)二番目は擦れた浮世絵のような独特の風合いが出るって事だな。紙に描くので、絵具を吸ってくれるだろ。そこが味噌だよ。もう一つの大きなメリットは現場で描けるって事。カンバスだと乾くのに何日も時間が掛かるから、現場では描き切れないんだ。だけど紙だとさっきも云ったように、絵具を吸ってくれるからそんなに待つことなく仕事が進められるんだ。実はこれが最大のメリットで臨場感が違うんだよ!!


だけど、そんなに簡単に誰にでも描けるものではないんだな。普通に描いたら油の透明な染みが浮き出てしまうからね。笑)だから、僕はペインティングナイフで描くんだよ。薄く絵具を伸ばすようにね。筆はほとんど使わないんだ!


写真はバチカンのサンピエトロ寺院。この構図のOPをいま描いている。<ふたり>の行く先はいつも青空。たまに雨が降っても、昨日の空と変わるまい・・・。今日も晴れ、ってね。笑)

アルファマ 

アルファマ
自分の作品を全部写真撮りしておく作家って結構いるんだけど、僕はほとんど撮ってない。最近は、ブログやホームページに載せるために自らデジカメで下手な撮影をすることもあるけど、古い作品はまず皆無と云っていいんじゃないかな!!


ところが<来週アトリエの引越しをするために>荷物を整理していたら、押入れの奥から9年前の展覧会に出品した大作の写真が出てきたんだ。この作品は、僕の代表作の一つなんだよ。


会場は東北の某百貨店の美術画廊、写真に写っている塩釜のお客様の家のお玄関<随分大きいと思う>に飾ってあるらしいんだ。作品はリスボンの旧市街のアルファマを描いたもので縦80号もある。百貨店に並べる作品としては僕にとってはかなり大作なんだ。注文で120号とか描くことは時々あるけど、今は公募展にも出品してないから80号でも時々しか描かないね。


この頃はポルトガルに嵌っていて、よく通っていたっけな!!アルファマリスボンでも一番古い地区で、もうボロボロになっているんだ。だから今は貧民街になっていて、お年寄りとノラ猫ばかりがやたらと多く・・・。<治安が悪いからあまり近づくな>ってホテルのフロントマンからもいわれるくらいなんだ。でも、道を<階段や坂道が多い>歩いていると、すれ違う人たちはみんな<オラ>って大声をかけてくれるし、ふと建物の上の方を見上げると、窓辺に老婆が腰掛けて編物なんかしていたりして感じがいいんだ。老婆の側にはやっぱ猫がいて・・・。僕が老婆に向かって<オラ>って声を掛ると<オラ>って必ず返事が返ってくるし、時には<オレンジ>なんかを放り投げてくれたりもするんだ<僕が汚い格好をしているからかなあ>。でも、僕はこういう肩と肩とが触れ合うような細い裏路地何かが好きなんだ!


この<絵>の主人公ともすれ違いざまに挨拶を交わし合ったんだけど、階段を下り切って振り返りざまに僕は思わず<オラ>ってまた声を掛けてしまったんだ。老婆は振り返って、皺くちゃな笑顔で<オラ>って優しく答えてくれたよ。坂道の多いリスボンでは、こんな老婆も大きな荷物を持って毎日こんな急な階段を登って行くんだね。


こういう笑顔が僕は美しいと思うんだよ!!

銀座の画廊廻り 

京橋
最近は地方での展覧会が増えたせいか、何か特別な用事でもないと銀座に出かけて行くことはほとんど無くなった。14?5年前には個展やグループ展をよくやっていたし、それに公募団体にも所属していたので、知り合いの展覧会廻りも多かったんだけどね。


でも最近は、DM用の作品撮影のために銀座の写真館に行くくらいなんだ。だけど、たまに出かけて行くとついつい昔馴染みの画廊を覗いてしまうんだよね。


そんな懐かしい画廊を廻っていると、僕が展覧会をしていた頃からずっと展覧会を続けている作家もけっこういるから何とも楽懐しいよ。で、2件3件と廻って行くと、お茶、コーヒーから始まってビール、焼酎と、出てくるのですっかり出来上がってしまうんだよ。結局そのまま居酒屋になだれ込むこともしばしばなんだ。「この先生はうちから出た作家さんなんです!!」なんて画廊さんに紹介された時は、やっぱ嬉しいね!そんなことは百貨店さんでも時々云われることあるんだけど、作家に対しての<殺し文句>だね、きっと。


だけど、寂しいこともあるんだよ。最近<店じまい>をする画廊がボチボチあるんだ。上の写真も<僕の画廊>の一つで3年間個展をしたところなんだけど、今年の春に休廊になってしまったんだ。これは最後の個展の時のとっても<懐かしい写真>の一枚なんだよ!またそのうちに銀座でも展覧会をしてみようかな。なんてね。

プロバンスの風に吹かれて 

プロバンスの風に吹かれて


パリの僕の部屋


僕が初めてヨーロッパに降り立ったのは1979年の夏のことだったから、もう27年も前のことになるんだ<なんて本人が一番ピンと来ていない>いつも気持ちはハイティーンだからね。


フランス語はその頃から苦手だったんだ<いまも変わりはないんだけどね>下の写真はパリの僕の部屋。最初は6区の古い建物の屋根裏部屋に住んでいたんだけど、泥棒に入られたんで<新建築>のセキュリティーのいいところに越したんだ。床暖房でセントラルヒーティングの快適な部屋だったなあ。机の上に大きな十字架が置いてあるだろう。これはいまも僕の机の上にあるんだ。裏には<Paque 1946>って書いてある。パリの<蚤の市>の骨董品屋で買ったもので、何かいわくあり気だけど、僕の一番のお守りなんだ<クリスチャンじゃないけどね>。手巻タバコもあるなあ。あのころはタバコ巻き機は使わずに、自分の手で巻いて吸ってたよ。その方がずっと安かったからね。それに、フェリーニの映画「カサノバ」のサントラのアルバム。いまでも時々聞くね。映画にも感動したよ。でも、そのすぐ後の「そして船は行く」の方がよかったけどね。原書も一杯あるね。読むのは何とかなったんだ。でも書くのと喋るのは・・・。やっぱ日本人だねえ。日本から一杯送ってもらった<文庫本>は、ロマン・ロランの「魅せられたる魂」とか「ジャンクリストフ」。ともかく長?い小説が好きだったんだ。壁に貼った<1980年のカレンダー>が眩しいよ。


この部屋はパリ13区<プラスディタリィ>の近くで、メトロのコルビザール駅のすぐ前の道を渡ったところの、コンビニの2階だったんだ。そのコンビニのお姉さんには、よくご飯を奢ってもらったな。いま考えれば、たいしたバイト料もらってなかったろうにねえ。彼女のフランス語には訛りがあったから、きっとスペイン人だったと思うよ。でも、そんなこと聞いたことなかったよ。でも、名前も顔もはっきりと憶えているよ。20才ぐらいだったから、もう50才近いかな。顔も変わってしまったかなあ。スペイン人は若い時はきっと世界一綺麗なんだけど・・・。でも、どこかでめぐり逢ったらきっとわかるよ。今度はご馳走しなくっちゃね。はぁ?。あの頃に帰りたい。


上の<絵>はアルルの古代競技場からの眺めと<プロバンスの風>を楽しむ少女と犬なんだ。僕は語学研修のためにエクス・アン・プロバンスっていう南仏の街<セザンヌの街>に行ってたんだ。で、その街でひと夏を過ごしてからパリに戻ったんだよ。だから南仏の街はあちこち廻ったんだ。<プロバンスの夏>っていうと、こんな風景がすぐに思い浮かんでしまう。別に<カシニョール>を意識したわけじゃないんだけどね。いまもきっとこんな景色が見られるんだろうな?。またあんな時を過ごしたいな?。ディスコで思いっ切り汗を飛ばしながら<一晩中踊りたい>って、この季節になるといつも思うんだよ。


 

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