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ベネチアのサラ 

benetianosara8m_1.jpg



ベネチアの街で少女と出合った


少女は未来から来たのであり 僕は過去から来たのだった 


僕を抱きしめると少女は「今だけを信じましょう」と言った


しばらくすると少女は僕の来た方に歩き出した


僕も少女のもと来た方へと歩き始めた


二度と戻らぬ夢だった


                                             淳一


少女<サラ>は時間の象徴なんだ。未来からやってくる少女<至福の時>と、過去から未来に向かって歩いていく僕。


一番好きな街<ベネチア>での一番好きなひととき<夕暮の一瞬>の<至福の瞬間>との出会い。しかし、その瞬間はどんなに強く抱きしめても、決して留めることが出来ないんだ。僕の腕の中をすり抜けて<過去へ過去へ>と遠ざかって行ってしまう少女<至福の時>。そして僕も<未来へ未来へ>と・・・。


誰にでもそんな抱きしめたいような、ずっと留めて置きたいような<至福の瞬間>ってあると思うんだ。でも<時>は決して留まってはくれない。


絵の中の少女<サラ>は、海を見つめながら<至福の時>を抱きしめている僕とはもうすでにすれ違ってしまって、過去へ過去へと切なくも遠ざかり始めているんだ。そして僕も未来に向かって流れに逆らうように、前へ前へと舟を漕ぎ出して行くんだ。



 

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